50kmを8時間歩く途中、頭の中で何を考えるのか。映画や動画は頭のリソースを持っていかれるから避けたい。音楽は良い。レースの事だけを考えても良い。第50話で書いた4曲を、本番でどう使い分けたかをまとめます。
楽曲と使用区間
| 区間 | 楽曲 | 役割 |
|---|---|---|
| スタート前 | ラブファントム | ピッチを頭に入れる |
| スタート〜26km | (頭の中でラブファントム) | ペースを守る、ケガをしない |
| 26km〜35km | ロビンソン(サビ) | 駅伝映像で元気を出す |
| 35km〜41km | さよならなんかは言わせない | 孤独な区間で仲間を思い出す |
| 41km〜53.47kmゴール | オールマイトレジャー | 世界陸上気分で力を振り絞る |
ラブファントムでピッチを作る
1km=9分ペースを作るための音楽がラブファントム。これは第50話で書いた内容です。ピッチが合います。 スタート前にラブファントムを聴き、ピッチを頭に入れます。いざスタートの時には聴いていません。頭の中で流れていますが、脚の運び、ケガをしない事、ペースを守る事。そこに集中。26kmまで音楽は再生せず、頭の中でラブファントムをリピートして、ペースを守る事とケガをしない事を考えて歩いていました。
ロビンソンで駅伝選手を呼び出す
ロビンソンは昔懐かしいから好きなのではなく、正月のニューイヤー駅伝、箱根駅伝、前年のプリンセス駅伝をショート動画にまとめているサイトでBGMに使われていました。私の中ではタスキをつなぐ為に、頑張って走る選手たちを思い出します。 26kmから登り坂や孤独なレースになり、ここでロビンソンを聴きました。サビだけです。駅伝選手の映像が頭に浮かび、元気が出ます。
35kmの孤独で「さよならなんかは言わせない」
35km。この辺りが本当に孤独。26kmから41kmまで給水所がなく、人に会いません。同じペースのランナーが1人いましたが、距離が離れていました。 ここで「さよならなんかは言わせない」。昔懐かしい日々と仲間が思い浮かびます。良い結果を報告したい気持ちになります。孤独でしたが、あと15kmでレースが終わってしまう寂しさもあり、頑張ろう、楽しもうと考えていました。
オールマイトレジャーで世界陸上気分
41kmから53.47kmのゴールまでは、制限時間までに間に合わせる為のスピード競技になりました。オールマイトレジャーで世界陸上気分です。間に合わせる、織田裕二さんがゴールに居るかも、と思って力を振り絞りました。 こちらも第50話で書いた曲。応援され、気持ちが上がります。
音楽は「スイッチ」
音楽は私にとって、いざという時のスイッチみたいな感覚です。 のんびりした曲を聴くと歩く速度も遅くなります。日常の歩行はそちらの方が良いのでしょうね。大会はピッチを合わせたり、気持ちを上げたり、良いスイッチでした。
次は第98話「練習以上は出せないが、練習した事は出せる」です。

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