25kmまでの充実以降の記録です。
後半序盤の走行ログ
| 区間 | タイム | 状況 |
|---|---|---|
| 26km | 9分00秒 | |
| 27km | 11分16秒 | 第4給水所・夢をかなえるカメ |
| 28km | 9分16秒 | |
| 29km | 9分39秒 | |
| 30km | 10分23秒 | 第2チェックポイント・急坂の途中 |
| 31km | 9分41秒 | |
| 32km | 9分38秒 | |
| 33km | 9分39秒 | |
| 34km | 9分48秒 | |
| 35km | 9分36秒 | |
| 36km | 9分27秒 | |
| 37km | 9分42秒 | |
| 38km | 10分15秒 | |
| 39km | 9分40秒 | |
| 40km | 9分38秒 | |
| 41km | 12分33秒 | 第5給水所・第3チェックポイント・まーぐん市場 |
計画と現実
26.68km地点が4箇所目の給水所、「夢をかなえるカメ」のある場所です。この時点で合計タイムは4時間00分。計画は4時間で26kmでしたから、計画よりも早いペース。気持ちよく歩けていた前半の貯金が、ここに表れた数字でした。
ただし、身体には変化が出ていました。右股関節の痛みは15km地点で発症し、それを全身でカバーしながら歩き続けた結果、26km地点で今度は左足首に痛みが出ました。
右を庇うと左が痛む。そのような経験は過去にしてきていますから、焦ることはありませんでした。痛みが出ない位置で歩くことが対処法。痛みが出ない動きをすることで、本来の痛みが引く場合があります。知識もあった。経験もあった。自分の歩き方研究は本番で力を発揮していました。
ここまでは上々。
ここから辛い時間が始まる
数字を見れば一目瞭然で、タイムが9分30秒ペースに変わっています。要因は右股関節の痛みと登り坂。ペースが上がりませんが、前半のコツコツ積み立ててきた貯金がカバーしてくれました。
次の難関は、同じペースで歩く人の姿が見えなくなり、給水所が41kmまで無いことで、ひとり旅の様相を呈してきたことです。
マラソンや駅伝のテレビ中継で、「周りの人の応援が力になりました」と言う選手のコメントを聞きます。あれは本当です。周りのランナーさん、大会の係員、沿道の応援、それが視界から消えました。
馴染みのない道と海岸沿いの山道。同じ道を歩いているような錯覚に陥りました。1km=9分のペースでも、1km歩く間にスマートウォッチを覗き込み、経過時間と距離を確認する動作が増えました。
戦う精神を呼び戻す
リタイアは考えませんでした。ただ、ここが一番の勝負所だと自分でわかっていました。「戦う精神を呼び戻す」訓練が活きてきます(第82話参照ください)。
諦めない。勝つ。という気持ち。 8ヶ月やってきた自信。 笑ってゴールするのだと、自分と約束しました。
第3チェックポイントのまーぐん市場までの距離がわかる位置に到達した時、心に安心が広がりました。そして、その時には左足首の痛みは消えていました。
なんとか乗り越えた、地獄の15km。
次回は第96話「あと10kmが13kmに!」です。

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