第13話 測定記録を細かく振り返る必要無し

1km測定、進んでいますか? 週に1回はやりましょう。

2ヶ月続けると、8回ほど測定することになります。

ですが、その数値を細かく分析する必要はありません。

「徐々に速くなってきたな」 「だんだん疲れなくなってきたな」

少し数値を見ながら、そんな感覚がつかめれば十分です。

数値は厳密な比較対象ではなく、ざっくりした傾向を見るための物差し。 今日は調子が悪い日もあれば、追い風で速くなる日もあります。 1回1回の数字に一喜一憂せず、8回分をぼんやり眺めて「全体として進んでいるか」を見るのがコツです。

細かく分析しすぎると、数値に縛られて歩くことが苦しくなります。 歩く研究の主役は、いつも「自分の体の感覚」です。 データはその感覚を裏付ける補助線、くらいの位置づけがちょうど良いのです。

次の測定では、 1kmを1回、そして2kmを1回、測定してみてください。

少し距離を伸ばしてみましょう。

2km歩いたときに、 1kmと同じような速度で歩ききれるでしょうか。

ここで自分の持久力が見えてきます。 2kmで失速するのか、最後まで同じペースを保てるのか。 これは1kmだけ測っていては絶対にわからない情報です。

1kmと2kmの歩く速度がわかってくると、 実生活での時間感覚がとても楽になります。

Googleマップは優秀ですよね。 徒歩ルートを調べると、距離と時間が表示されます。

Googleマップの徒歩ルートの基準速度は、 時速4.8km。

これは 1km=12分30秒 という計算です。

つまり 2kmなら 約25分。

でも、もし今のあなたが 1kmを10分で歩けるなら、もう計算できますね。 2kmなら20分前後。 Googleマップの表示より5分ほど早く着く計算になります。

2km以内なら、 わりと楽に歩いて行ける距離です。

たまたまタクシーが近くにいれば良いですが、 いなくても20分ほどで到着できます。

電車で 改札を通って、乗って、降りる時間を考えると、 あまり変わらないかもしれません。

しかも、少しトレーニングもできてしまう。 ちょっとラッキーな感じです。

歩いて行く選択肢が増えると、生活全体が変わってきます。 タクシー代が浮く、運動になる、街の景色が変わる。 測定はそのための地図づくりだと思ってください。

「歩いて行ける」と判断できるかどうかは、自分の速度を知っているかどうかで決まります。 週1回、たった10分の測定が、毎日の選択肢を確実に広げてくれるのです。

次回は 第14話「ケガの記録」です。

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この記事を書いた人

歩き方研究員

49歳。
歩き方を研究して5年。
2026年
奄美ヨーリヨーリラン
53.47km完歩。

歩き方は才能ではありません。
研究すると必ず変わります。

このブログは
「自分の歩き方を研究する方法」を
100話で発信してます。

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