1箇所目の給水所以降の、10kmから25kmまでの記録です。
中盤の走行ログ
| 区間 | タイム | 状況 |
|---|---|---|
| 10km | 8分31秒 | |
| 11km | 7分58秒 | |
| 12km | 8分42秒 | |
| 13km | 8分46秒 | |
| 14km | 8分57秒 | |
| 15km | 12分32秒 | 第2給水所・第1チェックポイント・あやまる岬・トイレ休憩 |
| 16km | 8分27秒 | |
| 17km | 9分13秒 | |
| 18km | 8分45秒 | |
| 19km | 8分51秒 | |
| 20km | 10分11秒 | 第3給水所・須野ダム |
| 21km | 8分34秒 | |
| 22km | 9分06秒 | |
| 23km | 8分54秒 | |
| 24km | 8分56秒 | |
| 25km | 8分53秒 |
1km=9分計画の遂行
15kmと20kmの給水所立ち寄り区間を除けば、1km=8分台で揃った数字です。1km=9分の計画を、自分の身体で実現できている時間帯でした。前半のカッコつけでペースを乱した経験を、ここに活かす形になりました。
しかも、走っている場所は奄美大島。
天気は曇り。強い日差しがなく、歩行には最適な気候です。気温も体感では涼しさを残しながら、汗が滲む程度の温度感。長距離歩行者にとって、神様からの贈り物のような気象条件でした。
あやまる岬と須野ダム
15km地点のあやまる岬は、第2給水所と第1チェックポイントを兼ねる重要拠点です。海に突き出た岬から望む景色を見ながらの給水、トイレ休憩は、心の充電にもなりました。12分32秒の通過タイムは、休憩込みで考えれば理想的な配分です。
20km地点の須野ダムは第3給水所。10分11秒で通過。給水所間隔は約5kmで、補給のリズムが身体の中に刻み込まれていきます。
右股関節の痛み
充実の中盤戦に、1点だけ気になる兆候が出ました。
右股関節に軽い痛みが出始めたのは15kmのあやまる岬のタイミングでした。痛みの種類としては、危険信号という性質のものではなく、長距離歩行者には馴染みのある「使い込みのサイン」でした。
過去の50km完走経験を活かして、痛みを片足だけで抱えず、全身でカバーしていく走り方に切り替えました。体幹、左脚、腕の振り、骨盤の使い方。それぞれが負担を分担する歩行に組み替えていきます。
充実の中身
水分補給も栄養補給も計画どおり。トイレの不安もありません。痛みは出たけれど、痛みへの対処も計画の射程内です。
楽しい。
そんな、充実した中盤戦でした。25km地点を通過した時点で、ハーフを越えた達成感と、残り25kmへの覚悟が、自分の中で静かに同居していました。
次回は第95話「26〜41kmの地獄」です。

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