図解でわかる!第12章「奄美よーりよーり編」まとめ 前編(第82話〜第92話)

第12章前編は、2026年2月1日の奄美よーりよーりラン50kmに向けた本番直前2ヶ月の調整期です。8ヶ月のトレーニングで作り上げた体を、最高のコンディションで本番に運ぶための仕込み。精神面・食事・体調管理・装備・戦略を並行して仕上げる工程を11話分にまとめます。

第82話〜第92話 総集編

第12章前編:奄美よーりよーり編(直前調整)
奄美ブルーの美しい風景
精神の準備と身体の回復

戦う精神を呼び戻し、休む勇気で最高の自分を本番へ運ぶ。

  • 闘争心の再インストール: 練習で全力を出し切る感覚を染み込ませないと、本番で精神力は出ない。
  • サイヤ人理論の到達点: 大会3週間前に体は決まる。ボロボロの自分ではなく、回復した自分を届ける。
「必敗法」を潰す戦略と食事

不安要素は小さいうちに潰す。前日の仕込みが当日の結果を決める。

  • トイレと必敗法: 我慢して後手に回るのはNG。コースマップを頭に入れ、不安の芽を早めに摘む。
  • 炭水化物の力: 減量で失われたパワーはお米で戻る。本番前日は新しい味を避け、いつもの炭水化物を。
先手の給水と、数字の答え合わせ

疲れる前、渇く前に補給する。体感と数字のギャップを次回への補正値にする。

  • 先手必勝の補給: 「喉が渇く前に、お腹が空く前に」を徹底し、胃腸に負担をかけない。
  • 数字での可視化: 消費4,250kcalに対し摂取1,070kcal。体感で足りていても数字は赤字という気づき。
準備の質が本番の結果を決める(直前2ヶ月の仕込み)
目次

戦う精神を呼び戻す

第82話は本番2ヶ月前、精神面の立て直しから始まります。大人になって競争から離れていた間に消えていた「勝ちたい」「負けたくない」感覚を、意識的に練習。30分・60分の全力ランニングで「全力を出し切る感覚」を体に染み込ませました。練習以上は出せないが、練習した事は出せる。精神面も練習しておかなければ本番では出てこない。戦う精神を呼び戻すことそれ自体が、調整期のトレーニングでした。

体の最終調整と食事戦略

第83・84・85話は調整期の三本柱。第83話は2週間禁酒の決断。完走できなかった時の言い訳にしたくないという覚悟が決め手でした。第84話は2kg減量を狙って炭水化物を抜く調整。体重は落ちたものの体の芯から寒さを感じ始め、残り1週間で方向転換。炭水化物を再開すると芯から温かさとパワーが戻り、お米のありがたさを実感しました。第85話は「大会3週間前には体は決まっている」原則の整理。12月末で強化トレーニングを終え、1月12日の26kmを最後の長距離に設定。回復期間こそが本番の自分を強くするという確信を得ました。

ケガをしない生活とサイヤ人理論

第86話と第87話は本番直前の体と心の守り方です。江戸時代の剣豪が釘を踏んだ話を引用し、「運」ではなく「察知できなかった自分」という視点で日常を丁寧に過ごします。歩く道では足元に気を配り、人混みでは間合いを保ち、家の中の一つ一つの動作まで丁寧に。くしゃみの時は手すりに捕まる、という細部の工夫まで徹底しました。第87話では亀仙人の修行を引き合いに、サイヤ人理論を再定義。ボロボロの自分を本番に持っていくのではなく、回復した自分を本番に届ける。ピークを2ヶ月前の12月1日に置き、徐々に距離を落としながらキープしてきた意味が、ここで一本の線に繋がりました。体を休めることがトレーニングであり、休んでも罪悪感が出ない理由は、目標があるからだ、という気づきも本章前編の収穫です。

目的の優先順位と前日の食事

第88話で大会の目的を「完走」一本に絞り、「よーりよーり(ゆっくりゆっくり)」の大会名と方向を合わせます。サブ目標として「時間を味わう」を置き、迷った時の判断軸を本番前に作りました。第89話では前日の食事を細かく記録。新しい店・新しい味を避け、炭水化物中心に少量ずつ数回に分けて摂取。ホテルが大会本部・スタート・ゴール地点という最高の立地で、装備を順番通りに並べて朝の判断を減らす設計まで仕上げました。

当日の食事・給水と数字の振り返り

第90話は朝4時の起床からゴールまでのタイムラインを、給水所ごとの選択とともに記録。「疲れる前に、喉が渇く前に、お腹が空く前に」を徹底し、先手先手で胃腸に負担をかけない補給を続けました。第91話は同じ一日を数字で振り返ります。消費4,250kcalに対し摂取1,070kcal、3,180kcalの不足。体感では充分だった補給が、数字で見ると赤字。この体感と数字のギャップが次回への補正値となりました。

トイレ問題と必勝法・必敗法

第92話はメンタル面の最終ピース。20km・25km歩行の途中でトイレに追い込まれた過去の経験から、「我慢して後手に回る」NG行動を認識。不安は小さい段階で処理し、対処コストが膨らむ前に動く原則を確立しました。投資の「必勝法は無いが必敗法はある」を歩行に応用し、必敗法を一つずつ外す戦略で本番に臨みます。コースマップでトイレ位置を頭に入れる、それだけで「あと3kmで救済地点がある」と思える。この一行が足取りを軽くしました。本番ではトイレ休憩1回で乗り切り、研究の積み重ねが完走の確率を押し上げた事を実感しました。

前編全体を貫くテーマは「準備の質が本番の結果を決める」。精神・体・食事・装備・戦略・メンタルの全てを、本番から逆算して2ヶ月かけて仕上げていく。前編はその仕込みの記録です。

次回は第12章後編(第93話〜第100話)です。

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この記事を書いた人

歩き方研究員

49歳。
歩き方を研究して5年。
2026年
奄美ヨーリヨーリラン
53.47km完歩。

歩き方は才能ではありません。
研究すると必ず変わります。

このブログは
「自分の歩き方を研究する方法」を
100話で発信してます。

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