第17話 お腹に力を入れよう 歩行動作編

今回は、 お腹に力を入れたまま歩く練習 です。

まずは第16話の復習です。 ポイントはひとつ。 鼻から5秒吸う時に、お腹を緩めないこと。

寝ている時、座っている時、立っている時で感覚をつかんできた人は、いよいよ動きながらの練習です。動きが加わるとお腹の力は抜けやすくなります。だからこそ、止まっている時にしっかり感覚を掴んでおく意味があります。

この状態を意識したまま、歩いてみましょう。

最初は 100m程度 で大丈夫です。

お腹に手を当てたまま、 ゆっくり歩いてみてください。

ゆっくり、というのが大事なポイントです。最初から普段のペースで歩くと、お腹のことよりもスピードに意識が持っていかれてしまいます。普段の半分くらいの速さでも構いません。お腹の感覚に集中できる速さを選びましょう。

歩きながら、 ・お腹の動き ・硬さ ・柔らかさ ・膨らみ を感じてみましょう。

一歩踏み出した瞬間にお腹が抜けていないか、振り出した脚に合わせて緩んでいないか。手のひらで確かめながら歩くと、自分の癖が見えてきます。

最初はうまく出来なくても大丈夫です。 何度か練習すると、段々できるようになります。

100m歩いて、立ち止まる。お腹を整え直して、また100m。これを数本繰り返すだけで、感覚はつかみやすくなります。距離を伸ばすより、繰り返し回数を増やす方が、最初は効きます。

歩行には 低強度の歩き と高強度の歩き があります。 速度や心拍数が上がると、当然呼吸も早くなります。 その時は 無理をしないでください。

低強度の歩き、つまりゆっくり歩いている時は呼吸も整いやすく、お腹の力も保ちやすいです。逆に、速く歩く・坂を登る・荷物を持つなど、強度が上がる場面では呼吸が乱れ、お腹の力も抜けやすくなります。最初は低強度の場面から練習すると無理がありません。

歩行中、 100%お腹を緩めないことを目指す必要はありません。

「お腹に軽く力が入っているな」 そう感じられれば 十分です。

完璧を目指すと続かなくなります。100%ではなく、60〜70%でも体幹は十分に支えてくれます。意識する時間を少しずつ増やしていく、という感覚で大丈夫です。

歩き方は、脚ではなく体幹で安定します。

脚で頑張って踏ん張る歩き方から、体幹が支える歩き方へ。この切り替えができてくると、長く歩いても疲れにくくなります。歩いた後の脚の張り方や、翌日の体の軽さも変わってくるはずです。

次は第18話 お腹に力を入れよう 日常動作編 です。


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この記事を書いた人

歩き方研究員

49歳。
歩き方を研究して5年。
2026年
奄美ヨーリヨーリラン
53.47km完歩。

歩き方は才能ではありません。
研究すると必ず変わります。

このブログは
「自分の歩き方を研究する方法」を
100話で発信してます。

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